エステサロンの開業を考えているなら

エステサロンを開業したい、けれどわからないことだらけ、という人は多いものです。ここでは開業にあたる費用や必要なもの、開業形態についての情報をお届けいたします。

エステサロンとは

エステ

エステサロンとは手技や機器を使用して、美容関連の施術、そしてアドバイスを提供しているところです。

また他にもリラクゼーション施設としての機能も果たしてり、さまざまな職種として称されています。

中には素人でも施しやすい施術もあり、専用のコスメなどを使用して満足のいく施術を施せる場合もあります。

普段の疲れやストレス、そし美容のために大人気であるエステサロンは、通う側のニーズだけではなく、開業としても人気が高いです。

その分競争率は高いものの、中には自宅で開業した小さいサロンが、予約でいっぱいになる人気サロンにまで成長するケースだってあります。

まずはやってみなければわからないもの、ここではエステサロンの開業について知っておきたい情報について紹介いたします。

エステサロン経営に必要な資格

エステサロンの経営に必要な資格はなく、無資格で営業しはじめても罰則などはありません。

まゆ毛カットやまつげエクステの場合は別で必要な申請はあるものの、アロママッサージなどをするだけの場合は特に資格を必要としていません。

ただし資格を所持していないよりも、取得している方が説得力も信頼性もあります。

日本エステティック協会での資格取得が推奨されており、いずれもコースを受けて実務経験が必要となっています。

すぐ始めるには難しいかもしれませんが、これらを取得しておくのがおすすめです。

いくつか種類がありますので、自分の目的にそっているものを取得し、知識と経験を積んでおきたいところです。

またその資格以外にも、役立ちそうな資格は多いです。

隙間時間に通信講座で取得できるものもあるので、それにプラスして取得していくと、より幅広いアドバイスや施術に生かせると見込まれます。

エステサロンの開業費用について

エステ

開業にあたり気になる部分がやはり開業資金です。

どれくらい準備しておけばいいのか、という目安がわからない限りはなかなか手を出せないものなので、目安だけでも把握しておきたいものです。

開業形態や施術する内容によってこれは大きく異なります。

自宅サロンの場合は70万円~、賃貸マンションの場合は140万円~、テナントの場合は440万円~とされていますが、業務用エステ機器を導入するとなると、それらにプラスしてさらに150万円以上の金額がかかります。

どういった形態で開業するか、そしてどんなサービスするか、というのをしっかり計画してから予算を組んでいくのがおすすめです。

また最低でも70万円~とされていますが、切り詰めて自分でDIYもしていくのであれば、30万円程度の開業資金でエステサロンを開けるというケースもあります。

素人ではなかなか難しい部分もあり、労力もかかりますが、もし開業資金をしっかりおさえたいのであればコンサルタントなどに相談の上、計画していくのをおすすめいたします。

コツさえおさえられれば。開業資金の節約において出来ることは多いです。

エステサロンの開業形態とは

開業形態によって大きく異なる開業資金、ではどんな形態があるのか、というところにいきつきます。

大きく分けて三つのパターンがありますので、ここではそれぞれをメリット、デメリットを含めて紹介いたします。

まずは自宅サロン、これは自宅の一角をエステサロンにして開業する方法です。

メリットは賃料がかからないということと、自分のペースにあわせて営業しやすいという点です。

デメリットは生活空間と近いので、生活音や匂いが漏れないように工夫できるか、そして集客がしづらいという点です。

今はネットを利用しての宣伝が可能ですが、その場合はネットに住所を掲載しても問題ないか、という点も留意しておく必要があります。

次に賃貸マンションでの開業、こちらは賃料が安い物件を見つけられればその分費用は抑えられ、そして自宅サロンとは異なり、きちんと店舗として持てるのがメリットです。

しかし集客は自宅サロンと同様に難しく、そのマンションが店舗としての利用をしてもいいか、というのをまず確認しておかなければなりません。

宣伝広告をしっかり出さないと集客が難しい中で、こっそりと営業する、というのは難しいです。

そして、内装の自由度も制限されています。

最後にテナント、これは準備する開業資金が高額になりがちですが、いよいよ本格的な店舗として営業できる形態です。

ビルの中や商業施設内にテナントを借りて営業するため、ある程度事業規模が大きくなったときにこの形態をとる人もいます。

従業員を雇って本格的な営業を考えているのであれば、テナントがおすすめです。

内装の自由度が高いケースが多く、集客も比較的容易とされています。

また、高額になりがちな費用を抑える方法として、居ぬき物件の利用もぜひ検討をおすすめいたします。

居ぬき物件とはもともとエステとして営業していた物件を言い、内装や設備が使いやすい状態で残っている場合があります。

こうした開業形態があり、自分にマッチしたものを選択していくのがおすすめです。

本当に小さい規模で営業するのであれば自宅サロンで問題ありませんし、本格的な店舗として営業するのであればテナントに入るといいかもしれません。

必要な設備とは

エステサロンとして必要な設備はさまざまですが、共通して必要なものは大体決まっています。

その種類と、予測される総額についてここでは紹介いたします。

ただしこれに関してもかなりの振り幅がありますので、あくまでも考え得る目安となっています。

必要な設備として挙げられているのが家具や消耗品、衣類などです。

施術用のベッド、お客様用ガウン、ホットタオルキャビネット、化粧品、オイルなど、施術に必要なものと、洗濯機やパソコンなど店舗維持に必要なものもあります。

またインテリア用グッズなどはこだわり次第ですが、空間作りが大事なエステサロンにおいて、優先順位は高めに設定しておきたいところです。

器具・家具・消耗品・備品などを総合していくと大体30万円~かかるものとして想定しておく必要があります。

これは安く済ませられた場合で、実質はもっとかかる可能性があります。

そのあたりは提供する施術にもよるので、業務用エステ機器などを導入する場合、中古商品なども見て賢く資金を使うのをおすすめいたします。

エステサロン開業についてのまとめ

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エステサロンは競争が激しく、工夫していかなければ生き残れない業界でもあります。

しかし、だからといって最初から諦めていてはもったいないもの、まずは開業についてしっかり調べて、できる方法をとっていくのをおすすめいたします。

自分が持っているサロン、というのはエステティシャンにとってやはり嬉しいものです。

イメージが出来ているのであればぜひ開業について調べていき、小さいサロンから始めていくのをおすすめいたします。

開業にあたっての届出は簡単で、いずれも無料でできます。

費用のかかる法人化はのちのち考えていくものとして、まずは自分でできる開業の形態をとっていくのをおすすめいたします。

リーズナブルに対応してくれる内装工事業者や、コンサルタントに相談の上、理想のエステサロンの開業を目指せます。